こんにちは、アリスです。
画像はソフトバンクのIPO初日のだだ下がりチャートです。
日本過去史上最大のIPO案件は個人投資家から金を搾取して終わったという、最高の不名誉を残して終わりました。不名誉な記録としては、永遠に歴史に残るのではないでしょうか。
まじあり得ないわハゲ!(涙
ソフトバンクIPO株を購入した人は同じような気持ちになったのではないでしょうか。
初値で売った人は軽い火傷ですみましたが、初値で売れなかった人や、初値で購入した人は大損しました。
大儲けしたハゲは、その数か月後、ソフトバンクホールディングスの自社株買いを行い、本社の株価を上げました。
なんとソフトバンク株で得た大金を、親会社のソフトバンクホールディングスの自社株買いに使いました。普通はソフトバンクの設備投資に使うところですが、親会社の株の取得に使いました。
ソフトバンクIPOで大損
私もソフトバンクIPOが抽選であたったので100株購入していました。IPOなんてあたったことないですから嬉しかったです。
意気揚々と初値で売却しましたが、手数料込みで4780のマイナスとなってしまいました。
そして、初値がついたあとは急落し、その日最後の終値は1283円となりました。
終値で売った人は2万1700円もの大損です。たったの1日で約15%のマイナス・・。
また、野村証券では200株での抽選だったため、野村証券で購入した人は初値で売っても約1万円の損失ですね。
ソフトバンクは、テレビCMまでだして、買え買えと宣伝し、投資初心者まで煽って、結果がこれです。
ツイッターでもソフトバンクのIPOで損した人たちの、悲痛な叫び声ががたくさん上がっていました。
参考に、私のスマホの約定履歴画面です。 残り充電池が1%で死にかけているのは気にしないでください。笑
ソフトバンクIPOで利益を得たのは?
ソフトバンクのIPOの抽選の公募価格は1株1500円でした。
通常は、上場する側は公募価格を指定しません。募集して、どれだけの応募があったかで値段が決まります。(需要申告といいます)
しかし、今回ソフトバンクは指値で1500円と指定してきました。1株1500円は高めの値段設定でした。売れる自信があったのでしょうね。
私は複数の証券会社で応募し、野村と大和の2つで抽選にあたりました。これまで一度も当たったことがなかったので嬉しかったです。
しかし、野村証券のほうは、当選に気づかず、期限までに購入できませんでした。これが不幸中の幸いでした。
結果的に利益を得たのは孫正義さんでしたね。
ソフトバンクの初値が公募割れした理由
ところで、今回のソフトバンク上場については、世間の認知度はかなり高かったです。テレビCMでも、ソフトバンク上場のIPO購入の宣伝が流れていました。
ソフトバンクは、一般人にも買え買えと煽ったわけです。これだけの認知度なら、間違いなくソフトバンクのIPOは上がると、多くの人が考えて購入したはずです。私もです。(涙
しかし、上場月の12月に立て続けに出たマイナス材料・・。
ソフトバンク回線の通信障害、ファーウェイの盗聴機器問題、ペイペイの不正利用、ペイペイで登録するクレカのセキュリティコードの間違い回数の制限なしなどの脆弱なセキュリティ対応等が露呈し、一気に雲行きが怪しくなりました。
そのため、抽選にあたっても辞退した人が続出しました。
そして、12月18日のIPOでは初値が1株1463円となり、1500円の公募価格を下回りました。
抽選にあたってもキャンセルした人が続出したため、大量にソフトバンクの株が売れ残りました。それを、証券会社が損失回避のために大量売却したことも公募割れの原因と言われています。
唯一、孫正義は、これだけのマイナス材料の中でも、大儲けしました。
集めたお金はソフトバンク本体の借金にあてることができますし、先細りの通信事業は高値で売却でき、身軽になることができたといえるからです。
とはいえ、2次元バーコード決済のPayPayには期待していると思います。
上場セレモニーで笑顔の宮内謙社長
上場したら、鐘打ち鳴らすセレモニーがあります。ソフトバンクの宮内謙社長は、笑顔で鐘を打ち鳴らしました。そして記者会見で、厚い感謝の言葉を述べました。
いやいやいや、感謝の言葉を述べる前に、公募価格を下回ったことについて、少しでもいいから触れてほしかった・・。詫びの気持ちを・・。笑
みんな、ソフトバンクに寄付するためにお金を出したわけじゃないですし。個人投資家のみなさまに、謝ってほしいものです。
例えば、「みなさまの莫大な損失のおかげで、私達ソフトバンクは莫大な利益を手にいれることができました」
この一言があったら、私は許せました・・。
投資は自己責任
色々不満ばかり書いてしまいましたが、やはり投資は自己責任になるのだと思います。
投資は自己責任とよく言われますよね。減るリスクげあるから、大きく儲けられるからです。
リスクを受け入れられない人は、投資に手を出してはいけません。楽して儲けようとした自分自身にかなり反省しています。
とはいえ、買え買えとソフトバンクが宣伝していたのは事実ですし、この結果じゃ誰しも文句いいたくなりますよね。
しかも、そこで得られたお金を親会社のソフトバンクホールディングスの自社株買いに使用されたのでは、なおさらです。
しかし、それも仕方ないです。非常にくやしいですが、孫正義はやはり天才です。我々凡人は、孫正義にはかないません。