東芝の株価が10倍になった理由は株価併合のため!株の価値は同じ

こんにちは、アリスです。

久しぶりに東芝の株価をチェックしたところ、1株わずか300円程度だった東芝の株が3000円越えの価格となっていました。株価を見て、驚きのあまり目が丸くなった方も多いのではないでしょうか。

短期間に10倍の値段になれば、誰でも驚きますよね。私自身も、なんなんだこの暴騰は、一体東芝に何があったんだ?とびっくりしました。

そして、東芝株を買っておけば良かった…と、すごく普通の反応をしてしまいました。

一体どんな好材料があったのかを知るために、ネットでニュースを調べました。しかし、調べても東芝に好材料があったというような話が見当たりません。そこで、東芝のホームページをチェックしたところ、ようやく理由がわかりました。

今回の記事では、300円だった東芝の株価が3000円となった理由を説明します。

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東芝の株価が10倍の3000円になった理由

結論から先に話すと、今回の東芝株の急騰は、価値が上がって急騰したのではありません。

要は10株が1株にまとまっただけの話で、資産価値は全く変わっていませんでした。

例えば、これまで1000株持っていた人は、100株に手持ちの株数が減ります。代わりに、1株の値段が10倍になります。見かけ上、10倍になったように見えただけです。

この変更を、専門用語で株式併合と言います。

今回東芝の株価が暴騰したのは、東芝が株式併合を行っただけのためで、資産価値は何も変わっていないのです。

東芝株を持っている人の中でも、事前に知らなかった人が結構いるのではないでしょうか。メールや郵送で事前通知が行くと思いますが、見ていない人もいますし。

10倍になったと喜びのあまり小躍りする人が続出しているかもしれませんが、資産価値は同じです。

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株式併合により単元株が100株に変更

購入単位が1000株→100株に変更

これまで、東芝の株は1000株が単元株でした。単元株とは、株を購入するときの単位です。

つまり東芝の株を購入するときは1000株単位で購入する必要がありました。例えば300円で、1000株買えば30万円ですね。

今回、単元株が100株に変更になりました。

東芝の株式併合の理由とは?

株式併合とは、企業が発行済みの株数を減らすために、まとめることですが、なぜこのタイミングで併合したのでしょうか?

これは証券取引所が決めたルールで、東芝はそれに従って単元株を100にしただけです。東芝側の理由は何もありません。

それでは、なぜ証券取引所は、そのようなルールを決めたのでしょうか?

実は、これまで、証券取引上には単元株が100株のものと1000株の会社が存在していました。しかし、このことが原因で顧客の注文ミスが発生していたのです。

よくあるのが、「売買単位を間違えて、希望していた株数より多く買ってしまった」というミスです。

そこで、証券取引所は、2018年10月1日までに単位を100株にそろえるように企業に通達をだしました。

すでに8割近くの企業は単位を100にしていましたが、東芝はまだでした。

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東芝の株価は今後どうなるか?

資産価値は変わってはいないとはいえ、これまで数百円だった株価が3000円越えになったことで、株主に与える印象はガラッと変わりました。

これは、東芝にとっては良い影響だと思います。

東芝は2015年の不正による株価暴落後、ずっと株が安いイメージがありました。最も安い時で150円台まで下がりましたね。ちなみに、不正発覚前は500円を超えていたので、未だ多くの人が含み損を抱えています。

その後、少しずつ回復してなんとか300円台まで回復していましたが、ずっと東芝=200円、300円という印象がぬぐえませんでした。それが、今回3000円越えとなったことで、東芝=安いというイメージが一気に払しょくされたと言えます。

このことがきっかけとなり、東芝の株が上がるかどうかはわかりませんが、一つ面白いニュースがあります。それは米国のヘッジファンド「キング・ストリート」が東芝株を買い増しているということです。

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米ヘッジファンド「キング・ストリート」

東芝の筆頭株主であるキング・ストリートの株保有比率が5.23%から6.35%に上昇しました。

米ヘッジファンドキング・ストリートについて、簡単に紹介します。

正式名称は、「キング・ストリート・キャピタル・マネージメント」で、1995年にニューヨークで始まりました。破綻企業への投資を積極的に行っていることで有名なヘッジファンドで、2017年最も利益を増やしたヘッジファンドランキングでは、世界17位にランキングしています。本社はニューヨークですが、ロンドン、シンガポール、東京にも拠点があり、従業員は約200人以上を抱えています。

他にも東芝の大株主には、ゴールドマンサックス、エフィッシモキャピタルマネジメント、モルガンスタンレーと海外の証券会社、ヘッジファンドばかりが名を連ねています。会社四季報によれば、外国人持ち株比率が72%となっているので、仕方ありませんね。

ちなみに、エフィッシモキャピタルマネジメントは、元村上ファンドの運用責任者がシンガポールで立ち上げた投資会社です。あの村上ファンド運用責任者ですから、金を稼ぐという点においては、相当なツワモノであるのは事実です。

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